会頭挨拶

この度、第32回日本色素細胞学会学術大会を、2024年11月2日(土)・3日(日)の日程で、岐阜県岐阜市・じゅうろくプラザにて開催させていただくことになりました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、過去2回の学術大会はオンラインまたはハイブリッド形式による縮小した形での開催となりましたが、本学術大会は久々に平時と同様な規模で現地対面式での開催となります。また、大会初日には、参加される皆様方にご参集いただき、夕食を囲んで懇親会を開催いたします。参加される皆様方におかれましては、新たな協力関係の構築や人脈形成の機会として本学術大会をご活用いただきたく思います。本学術大会を契機にして、多数の新たな共同研究や連携体制が立ち上がることを切に願っております。

日本色素細胞学会(JSPCR)は、全米色素細胞学会(PAPCR)、欧州色素細胞学会(ESPCR)、アジア色素細胞学会(ASPCR)と共に国際色素細胞学会連合(IFCPS)を支える主要学会の1つであり、日本における色素細胞研究の推進と情報発信する役割を果たしております。日本色素細胞学会は国際色素細胞学会連合加盟学会の中で最も会員数が多く、世界の色素細胞研究をリードしています。日本色素細胞学会の主要な活動の1つが学術大会の開催であります。本学術大会のユニークな特徴は、基礎研究者、臨床系研究者、並びに美容・化粧品業界の研究者が一堂に会して、それぞれの立場や垣根を超えて活発に議論することにあります。本学術大会では、「基礎と応用の架け橋」をテーマにして、基礎、臨床、産業的応用の3つに焦点を絞ったシンポジウムを開催することによって、他職種の方々の交流を深めることによって、次世代の学際的領域を創出するための場を提供したいと考えております。本学術大会を開催することによって、色素細胞に関連する基礎ならび応用研究の推進、美容・化粧品分野における産業的応用の促進、さまざまな色素異常症やメラノーマの治療の向上などに、貢献を果たしたく存じます。このために、最善のプログラム構成を参加者へ提供すべく実行委員一同が一丸となって鋭意取り組んで参ります。

11月は紅葉が進み、岐阜観光にはベストな時期でもあります。お時間が許されるならば、飛騨高山、白川郷、下呂温泉などの観光地にも足を運ばれて、色彩が織りなす自然の美しさを堪能されてみてはいかがでしょうか。

文末になりましたが、本学術大会に協賛していただいた団体、企業、個人の皆様方に心から感謝を申し上げます。

第32回日本色素細胞学会学術大会・会頭
大沢 匡毅

事務局

岐阜大学大学院医学系研究科・再生機能医学分野
〒501-1194 岐阜県岐阜市柳戸1−1
事務局長:青木 仁美
E-mail: jspcr2024[at]b-doo.co.jp
※[at]は@に置き換えてください